CONCEPT

奥村記念館
込められた
想い

5 CONCEPT

「堅実経営」「誠実施工」を信条に、調和のとれた総合建設会社として着実に歩んできた奥村組。
創業100周年の節目となる奥村記念館の建設に込められた5つの想い(設計コンセプト)をご紹介します。

01

古都奈良の街並みとの調和

周囲の街並みに溶け込む外観と設計

瓦屋根、焼杉の壁、格子などを取り入れ、「春日山歴史的風土特別保存地区」に立地する建物に相応しい、古都の街並みに溶け込む外観とするとともに、外壁面の位置、軒の高さを隣家にあわせ、街並みの連続性を保持しています。
木、瓦、漆喰、石という日本古来の素材とコンクリート、ガラス、ステンレスという現代の素材を調和させることで、
この建物のテーマである100年という歴史を象徴しています。杉板木目を転写したコンクリート打放し仕上げは、"和"の柔らかさを感じさせます。
素材の質感を生かしたシンプルな空間構成とし、和のイメージを損なわぬよう、工業的な設備機器(照明、空調)は可能な限り、表面に出ない工夫をしています。

02

のイメージへのこだわり

素材そのものの質感を生かしたシンプルな空間

03

創業者を偲んで

奥村太平が好んだ情景を望む

創業者である奥村太平は、東大寺や春日山の情景を眺望できる旧建物の倉庫屋上を心落ち着く場所として好み、しばしばそこで静かに思索にふけっていたようです。太平を偲び、旧建物の倉庫屋上と同じ位置に展望フロアを設けました。
また、旧建物の面影を新しい建物に残すべく、小屋組みの梁、瓦、庭石、手水鉢、灯篭などを、再生・再利用するとともに、古くから当敷地に根を張る1本の桜木を、移植することなく残しています。
奥村組の得意技術である免震技術を採用しています。大地震から私たちの暮らしを守る免震技術を、一般の方々に広く知っていただけるよう、通常は地下に隠れて目にすることができない免震装置(積層ゴムと弾性すべり支承)の実物を見学できる「免震層見学スペース」を設けました。

04

免震技術の採用

「免震」を広く知ってもらうために

05

現在から過去(南から北)へ

時間を感じる空間構成

「南側」には、現代の技術である免震装置を見学できるスペースがあり、「北側」には、南大門や東大寺大仏殿など、いにしえの情景を望むことができます。「南側」から「北側」に向かって時間が遡っていくイメージを空間演出し、現在から過去(南から北)、過去から現在(北から南)へと敷地内全体を立体的に回遊できるレイアウトとしました。
また、建物南北面をガラス張りにすることで、内外空間に一体性をもたせて時間軸の連続性を構成するとともに、屋内空間に視覚的な広がりを生みだしています。

TECHNOLOGY

奥村記念館
盛り込まれた
技術

TECHNOLOGY

奥村組がこれまでの歴史で培ってきた技術を、奥村記念館に注ぎ込みました。

INFORMATION

館内情報

INFORMATION

奈良の歴史情緒漂う、自然豊かな眺め。和を感じる心落ち着く空間。
散策のひと休みにご利用いただけるレストスペースには無料のティーサーバーを設置しています。

体感する

奥村記念館では時代とともに歩んできた奥村組の歴史と技術をご紹介しています。
人々の暮らしを支える奥村組の技術を見て、触って、体感していただけます。

FLOOR GUIDE

フロアガイド

FLOOR GUIDE

フロアガイド フロアガイド

展望フロア

展望フロア

若草山や東大寺、春日山原始林など歴史情緒あふれ自然豊かな奈良の表情を望めます。

レストスペース

レストスペース

エントランスから続く落ち着いた雰囲気のレストスペース。中庭を眺めながらゆったりとおくつろぎください。

奥村組ヒストリー

奥村組ヒストリー

創業100年を超える奥村組の歩みをタッチパネルモニターでご覧いただけます。

技術紹介エリア

技術紹介エリア

長い歴史の中で培われた「免震技術」や「シールドトンネル技術」をはじめとする得意技術をご紹介しています。

地震&免震体験装置

地震&免震体験装置

過去に発生した地震波データをもとに再現した地震の揺れと、その揺れに対する免震効果の両方を体感していただけます。

免震層見学スペース

免震層見学スペース

地震の激しい揺れをゆっくりとした穏やかな揺れに変える免震装置。地下(免震層)でこの建物を支えている積層ゴムなどの免震装置の実物をご覧いただけます。

ACCESS

アクセス

ACCESS

TEL
0742-26-5112(FAX:0742-26-5113)
Eメール
okumurakinenkan@okumuragumi.jp
住所
〒630-8212 奈良市春日野町4番地
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日)および年末年始
入館料
無料
アクセス

・近鉄奈良駅より徒歩10分

・JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス
(外回り)「氷室神社・国立博物館」下車すぐ

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