2024/06/12

　本年3月18日、「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業　施設建築物新築工事」において、地下外壁コンクリートの打設中に足場付きシステム型枠が倒壊し、1名が亡くなられ、5名が重傷を負う重大災害を発生させたことに関し、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。

　この度本工事につきまして、諸官庁、発注者等の関係各所の了解を得て、6月13日より、安全対策を徹底のうえ再開することとなりましたのでお知らせいたします。

　現在、本事故の発生原因の詳細について捜査機関による調査が進められており、これに当社は全面的に協力しているところですが、被災者の方々に落ち度は一切無く、当社に責任があるものと考えております。工事再開にあたっては、事故の原因となり得るあらゆる要素を排除するべく、安全を最優先とした再発防止策を徹底して施工に取り組んでまいります。

　尊い命が失われ、多くの方が重傷を負う災害を発生させてしまったことは痛恨の極みであり、改めてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々にお悔み申し上げますとともに、負傷された方々には心よりお見舞い申し上げます。ご遺族の皆様と負傷された方々には、引き続き誠心誠意対応してまいります。

　当社は、今後このような重大災害を二度と発生させないという強い決意を持ち、全社を挙げて再発防止策に取り組み、安全最優先の施工を徹底してまいります。

１．本工事を再開する日
2024年6月13日（木）

２．本工事において講じる安全対策について
以下のとおり施工計画を見直し、管理体制を強化して工事再開をいたします。
（１）地下躯体工事の計画見直し
型枠組立をはじめとする各工程の安全性を高めるべく、各部材の強度を十二分に確保するとともに、施工時の管理基準値を明確化するなどし、施工計画を抜本的に見直しました。

（２）その他の工程における安全対策の強化
地下躯体工事の作業工程以外にも、重点的な安全管理が必要となる工程の施工計画を「重点管理施工計画」と特定し、安全対策を遺漏なく講じるべく、西日本支社建築技術部および安全品質環境部による技術的支援、施工状況確認を継続的に実施します。

（３）工事所の安全・品質管理体制の見直し
工事所における安全・品質管理に関する検査担当者を増員し、チェック体制を強化します。

３．全社的に講じる再発防止策について
（１）本事故発生直後に、全社のシステム型枠採用現場において緊急安全総点検を実施しました。
（２）全社統一のルールとして、工事着手前に実施している施工計画検討会において「重点管理施工計画」を特定し、支社技術部等による継続的な技術的支援、施工状況確認を実施します。
なお、現在進行中の全ての工事についても、「重点管理施工計画」を特定し、確実な安全管理を実施します。

以上