新事業開発
S.Y.
2012年入社
法学部 法学科 卒
2012年
入社
西日本支社
経理部経理課
2013年
西日本支社
総務部総務課
2014年
四国支店
総務部
2018年
東日本支社
総務部
事務センター
2019年
投資開発事業本部
新事業開発部
新事業開発課
※所属部署はインタビュー取材当時のものです。
Q1 - Reason for choosing
大勢でモノをつくりたいから奥村組へ
就職活動では、大勢の人が協力して新しいモノをつくる仕事に携わりたいと考え、業界を絞らずに様々な企業の説明会に参加していたところ、奥村組に偶然出会いました。そこでゼネコンは、社内、協力業者、発注者など多くの人と協力しながら大きな建造物をつくるのはもちろんのこと、完成した建造物が多くの人々の生活に密接に関わっていくということに気付き、この仕事がしたいと直感しました。
私が生まれ育った奈良県が創業の地である奥村組に親近感をもち、調べてみると県内の有名な建造物を奥村組がたくさん手掛けていることを知りました。故郷に身近な企業で、人々の快適な生活に少しでも貢献したいという思いが募り、奥村組の選考に参加することにしました。就職活動をする中で、奥村組の人事担当者が学生一人ひとりに親身に接している姿を見て、「人」を大切にするという社風が自然と伝わり、志望度が上ったことを覚えています。その印象は入社してから今まで変わっておらず、奥村組の社風は、自慢できる魅力の一つだと感じています。
Q2 - Work and rewarding
奥村組ブランドの「いちご」事業が始動
私が所属している新事業開発課は、奥村組の中期経営計画で掲げている事業領域の拡大を実現するため新規事業への参入を検討・実践する部署です。建設業とは全く異なる新しい事業分野への展開として、このたび奥村組ブランドの「いちご」の栽培・出荷・販売事業をスタートすることになりました。私は事業開発の企画・調査・推進業務の主担当として、先行事業者への調査を行いながら、いちご業界に精通したパートナー企業と新たな事業会社を立ち上げ、施設整備のための設備や資機材の調達、販路となる顧客等の調査など運営に向けた準備を行っています。建設業とは全く異なるものの、土づくりについては土木部門、施設の設備に関しては建築部門、さらに技術研究所など、建設業の知見を活かせる分野には、社内の人々も数多く巻き込んでプロジェクトを推進しています。世の中が驚くような「奥村組のいちご」を流通させ、愛される商品に育てていくことが目標です。
Q3 - What I learned
世の中に「奥村組のいちご」を届けたい
新会社を立ち上げることはもちろん、農地をどこに置くのか、いちごの栽培はどのようにするのか、収穫したいちごを消費者に届けるための物流や販路はどう確保するのかなど、これまで奥村組の誰も直面したことのない課題を解決しなければなりません。
それまで私が経験した業務は、社内で完結することが多かったのですが、新事業開発課では、新たな考えや情報を求めて社外の多くの方と出会い、会話しながら、課題解決の糸口を見つけなければなりません。当然ながら、必要な情報を提供してもらえる良好な関係を築くことは簡単ではないので、社外の方と面会する際には、相手の考えや専門知識を引き出すための事前準備を入念に行い、当たり障りのない会話で終わらせず、より多くの情報を得られるよう心掛けました。
ここまで苦労もありましたが、ようやく奥村組ブランドの「いちご」事業を開始できる目途が立ったことに安堵しています。
「いちご」はブランディングされた有名な商品が多くありますが、奥村組は新たな視点で市場のニーズに応えるところにビジネスチャンスを見出しており、とても面白い挑戦になると思っています。現在はこのプロジェクトを軌道に乗せて収益目標を達成することに全力を注いでいます。
Q4 - Discovery of the destination
青天の霹靂の抜擢。その会社の期待に応えたい
「奥村組がいちごを!?」というだけでも驚きなのですが、そのプロジェクト運営の主担当に抜擢されたのが私でした。まさに“青天の霹靂”の辞令で、「なぜ、自分なのか」「自分に果たしてできるのか」と着任当初はとても不安でしたが、今は使命感と自信を持って取り組んでいます。このプロジェクトに携わってきた2年間の経験を通じて、新しい発見もあり、自分の視野が広がっていくのを実感していますし、なによりもどのような相手でも柔軟に対応し、信頼関係を築けるという自分の強みに気づくことができたことは大きかったと思います。
私は、大勢の人とモノづくりがしたくて奥村組に入社しましたが、まさか建物ではなくいちごになるとは夢にも思っていませんでした。ですが、社員が意見を出し合い、社外の専門家の力を借りながらプロジェクトを進めていくところは、建物もいちごも変わりないですよね。今は奥村組の安定した経営基盤のもとで思い切った挑戦ができることに感謝し、与えられたチャンスを活かして会社の期待に応えたいと思っています。
ANOTHER INTERVIEW