奥村組
BUSINESS事業紹介

海外事業

国際支店長メッセージ

2024年度は、台湾およびシンガポールにおいて3件の大規模工事を受注し、海外工事における繰越工事高は約940億円となりました。これを踏まえ、中期経営計画(2025~2027年度)では、事業戦略の基本方針として、「海外事業基盤の構築」を掲げており、さらなる売上高の拡大を目指していきます。
特に台湾では、今後も地下鉄新設、電力トンネル整備事業、上下水道といった社会インフラへの投資が高水準で継続されると予想されています。その一方で、現地における技術者や技能労働者の人材確保が課題となっており、工事量の拡大に対応した体制強化が急務です。これまで築いてきた信頼関係を土台に、協力会社との連携強化と人材の育成・増員に取り組んでいきます。
また、各地域特有の地質条件や施工環境に対応する技術開発を積極的に進め、生産性の向上を図ります。こうした取り組みを通じて、地域社会から信頼され、必要とされる企業として、持続的な成長を目指していきます。

国際支店長山本 祐司

国際支店について

当社は、2001年の台湾進出を皮切りに海外事業を展開し、今年で25年の節目を迎えます。直近3年間では、前中期経営計画(2022~2024年度)に掲げる「海外事業基盤の構築」を重点戦略と位置づけ、特に収益力の強化に注力してきました。その成果として、昨年度は台湾・シンガポール両国において、地下鉄や電力トンネルといった大型案件を複数受注。事業規模が急速に拡大し、さらなる体制強化の必要性が高まったことから、新たに「国際支店」を設立しました。これにともない、日本国内の「国際事業推進部」を中核に、現地の「国際工事部」や「台湾支店」に「技術/工務課」「管理課・営業課」を新設。工事所への技術・品質・安全面の支援をより一層強化し、統括的かつ機動力のあるマネジメント体制を構築しています。
当社は今、新たな国際展開に向けて確かな一歩を踏み出しました。堅実な組織基盤のもと、各国の社会基盤の構築に貢献していきます。

台湾支店のシールド掘進管理モニター

台湾・シンガポールにおける工事実績・受注高・売上高

  • 工事実績

  • 受注高・売上高

2024年度の主な完成工事

  • 萬大線CQ860工事
一般社団法人 日本建設業連合会
ENAA 一般財団法人エンジニアリング協会
公益社団法人 土木学会
一般社団法人日本建築学会
一般社団法人 日本建設業連合会
ENAA 一般財団法人エンジニアリング協会
公益社団法人 土木学会
一般社団法人日本建築学会